こんにちは。金澤です。
人事の皆様と話をしながら、感じていることがあります。
どこの企業の採用ページでも、「現状を変えましょう」「挑戦」などの言葉が踊っています。その背景として、変化に対応していく人材を作っていかなければいけないという危機意識があります。
少子高齢化、グローバル化などの外部要因によって、効率化、生産性、あるいは高度な知識の要求など出てくるでしょうか。
実際入社するまではそれらの力を持っている(とおもうわれる)人が、
多くの企業で、何故発揮できない状況になるのでしょうか。
たとえば、よく聞かれるのが、指示待ち人材です。
それについて尋ねると、そういう世代だからね、(よく語られる言葉でいえば、ゆとり世代だからとか)というコメントなど。
で、です。
本当に保有あるいは潜在能力の問題だけなのでしょうか。
そして、新入社員の社会化とは、果たして、同化を求めることなのでしょうか。
若手の方と話をするなかであったり、本ー例えば「嫌消費」世代の研究などーから感じたり、指摘されることなかで、今の若手(もう自分は若手の領域じゃなくなってきているのでしょうが)は、スマートに生きていきたいという言葉が出てきます。そして、空気読むを堅く変換した、情報把握能力が長けているともいわれています。そのような中、自分でとりにいく姿を見せていたりするのでしょうか。
ふと思い出すと、こんな言葉があります。
「上は下を3年で理解し、下は上を3日で理解する」
実際どうでしょうか?背中をみせている人は、ちゃんと挑戦している姿を見せているのでしょうか?(している!でもついていかないという企業さんがいらっしゃいましたらごめんなさい。)
先日亡くなられた、井上ひさしさんの次の言葉を思い出します。
むずかしいことはやさしく。
やさしいことは深く。
深いことは愉快に。
これは仕事においても通じることではないでしょうか。
今の仕事は難しくなっているといわれています。
育てる面において、どれだけその難しいものをよりやさしく、
そして、深く、さらに愉快にさせることができているのでしょうか。
今までよりも大変になったという話もあるかもしれません。
昔はかじりついてでも学んだものとききます。
ただ単にそれは、昔はあまり手を出さなくても、組織自体がのびていった、
機会が得られた、そして文化が得られた、時間的な余裕があったという、
いくつかの複合条件がたまたまそろっていたのではないでしょうか。
そしてその場合、変える人材は育っていたのでしょうか。
最初の問題に戻りますが、組織変えるの火種を持ちつつ、帰属意識を高めていくこと。そして、基礎もいれながらも、早く育て上げる。
こんな複雑なことが求められているように、そして困難なようにもおもえますが、
だからといって、思考停止にならず、まずは、一つ一つの育てるプロセスを把握し、分析し、改善していく必要があるのではないかと感じています。
そう、スマートな育成プロセスを形成するために。